ゲーム業界での転職を成功させるには?もとめられる資質やスキル、転職状況を徹底解説!

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ゲーム業界での転職を成功させるには?もとめられる資質やスキル、転職状況を徹底解説!

ゲーム業界でへの転職を成功させるには?もとめられる資質やスキル、転職状況を徹底解説!

コロナ禍において、飲食業や旅行業などさまざまな業種・業界で業績が悪化したと言われる中、ゲーム業界は「巣ごもり需要」特需も相まって、業績が好調な業界の一つとされています。

とはいえ業績好調という期待感だけで転職活動を進めてしまえば、たとえゲーム業界で転職できたとしても、「思っていた仕事内容と違っていた」といったことになりかねません。そうならないためにも、ゲーム業界について最低限知っておくべき仕事内容や知識についてはしっかりと理解したうえで、転職活動に臨んでいく必要があります。

今回はゲーム業界での転職を検討している方に、改めてゲーム業界の仕事内容や必要なスキル、転職のポイントなどを確認していただけるように詳しくみていきましょう。

目次

ゲーム業界とは?

ゲーム業界とは、大きく家庭用ゲーム機・パッケージソフト、ゲームセンターで見かけるようなアーケードゲーム、そしてスマホゲームやオンラインゲームといった分野に分けられ、それらのハードウェア、ソフトウェアを開発・販売している業界です。

ゲーム業界の市場規模

株式会社角川アスキー総合研究所が、2022年3月に発売した「グローバルゲーム マーケットレポート2021」によると、世界のゲーム収益予測は好調を維持し、2021年は1,803億ドルに到達、2023年にはなんと2,065億ドルにまで達すると推測されています。
参照:「グローバルゲーム マーケットレポート2021」株式会社角川アスキー総合研究所

今後のトレンド

上記のように市場が拡大路線にあるゲーム業界ですが、今後のトレンドとして注目されているものに「VR(Virtual Reality)」や「eスポーツ」といったジャンルへの展開があります。ゲーム業界での転職を検討する際には、VRやeスポーツといった分野に関する知見を深めておくことで、転職可能な職種や仕事内容の幅を広げることができるかもしれません。

ゲーム業界の仕事

ゲーム業界の仕事

では、ここからはゲーム業界の仕事について細かく見ていくことにしましょう。

ゲーム業界の仕事は非常に幅広く、多岐にわたります。そのためゲーム業界での転職を考える際には、自分の現在までのキャリアやスキルにおいて、どのような職種や仕事内容であれば転職実現性が高いか、またはキャリアアップ可能かを十分考慮した上で転職活動をする必要があります。

ここでは6つの職種を取り上げて説明していきます。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲーム開発における統括担当として業務に関わります。主な仕事としては、全体の方向性や予算・スケジュールを決定したり、人員選定や販促計画を行ったりしていきます。

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、ゲーム開発の現場指揮を執る業務を行います。ゲームプロデューサーが決定した方向性やスケジュールに沿って、開発メンバーへ適切な指示を行いながらプロジェクトを進めていきます。また、企画書や仕様書通りに開発が進んでいるかどうかのチェックもゲームディレクターが行う仕事です。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、ゲームに登場するキャラクターやアイテム、背景などのデザインを手掛けます。ゲームデザイナーには見た目をデザインする役割のグラフィックデザイナーと、CG技術を用いて動きを表現する役割のCGデザイナーがあり、それぞれ特色が異なります。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、ゲーム開発においてプログラミングを行う業務を担います。C言語やC++、Java、Rubyといったプログラミング言語を用いながら、想定する動きが実現できるように、仕様書通りにプログラミングを行っていきます。プログラミング作業以外にも重要なのが「企画とのすり合わせ」。企画の実現可能性について他のプロジェクトメンバーと連携を図りながら業務を推進していくこともあります。

ゲームプランナー

ゲームプランナーは、ゲーム開発の基本構成を立案する役割を担う仕事です。ゲームクリエイターと呼ばれることもあります。主な業務としては、ゲームプロデューサーやゲームディレクターとすり合わせしたゲームの基本構成を元に、具体的なゲーム設定やシナリオ、キャラクター、レイアウトなどを仕様書に落とし込んでいきます。またユーザーが望む機能や要素を反映させるため、マーケティング業務を担うこともあります。

ゲームデバッガー

ゲームデバッガーは、開発途中のゲームのバグを発見する役割を担う仕事。たとえば、「ある動作を行うと画面がフリーズする」「通り抜けできない壁をすり抜けられる」といった不具合を見つけ、再現性や発生頻度を確認。その結果をプログラマーに報告し修正依頼を行っていきます。

ゲーム業界が求める人物像とは?

いざ「ゲーム業界に転職したい」と転職活動をスタートさせようとしたところで、自分の持つスキルや性格と企業が求めるニーズがマッチしていなければ意味がありません。

ここからは、ゲーム業界が求める人物像についてその特徴について見ていくことにしましょう。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力は、ゲーム業界に関わらず仕事をする上で重要となるスキルの一つ。ゲーム業界では、ゲーム開発の現場で関わる数多くのメンバーや関係者との綿密な打ち合わせや、やり取りが必要となりますが、その際、コミュニケーション不足から伝達ミスが起きてしまうと、納期の遅れやバグの発生といったことにつながってしまいます。そうならないためにも、普段から積極的なコミュニケーションを取り、情報をもらさず共有できる人物が求められます。

モノづくりが好き

ゲーム業界で転職を希望する人の大半はゲームが好きな方だと思います。しかし、好きを仕事にするというのは思った以上に難しく、単にゲームが好きというだけでは続けていくことができない厳しい世界であることは知っておかなければなりません。ゲームが好きという想いはもちろん大事な要素ですが、ゲームを作るということに重きを置けるかどうかが転職活動において重要なポイントとなります。

最新トレンドに興味や関心がある

トレンドの移り変わりが激しいゲーム業界を生きぬいていくためには、新しい技術や情報に興味や関心を持ち、常に向上心を持って知識を吸収していかなければなりません。どんなに最新の情報を入手したとしてもいつかは廃れてしまいますので、日々情報のキャッチアップを続けていくことが求められると思っておきましょう。

ゲーム業界で役立つ資格・スキル

ゲーム業界での転職を考えている方の中には、「ゲーム業界で活躍するために必要となる資格やスキルにはどのようなものがあるのか」知りたいという方もいるでしょう。

結論から言うと、ゲーム業界で働くのに必須となる資格はありません。とはいえ、ゲーム業界での転職を成功させるために身に付けておいた方が良い資格やスキルは存在します。ただし、職種や仕事内容によって必要な資格やスキルは異なりますので、現在スキルが足りていないと感じている方は、以下を参考に勉強しておくとよいでしょう。

プログラミング能力

もしゲームプログラマーとして転職を目指すのであれば、プログラミング言語の取得は必須のスキルと言えます。ゲーム開発においては、C#やC++、Java、Python、PHP、Ruby、Kotlin、Unity、Swiftなどを用いて制作を行っていきますので、これらの言語の中から一つでも多くマスターしておくことを目指しましょう。

資格

たとえば、ゲームプログラマー志望の場合には、

  • C言語プログラミング能力認定試験
  • 基本情報技術者試験

といった資格を取得しておくと、技術力をアピールする上で役立ちます。
また、ゲームデザイナーを目指す方の場合には、

  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • CGクリエイター検定

といった資格が制作スキルを証明できるため、おすすめです。
これ以外にも転職に有利となる資格やスキルはありますので、気になる方はぜひ調べて取得しておきましょう。

ゲーム業界の平均年収

ここまでゲーム業界の仕事内容や求められる人物像、必要なスキルなどについて見てきましたが、実際のゲーム業界での給与はどれくらいが相場なのでしょうか?

参考までに、ここではゲームプロデューサーやゲームプランナーの給与について見ておきましょう。

まず「ゲームプロデューサー」ですが、平均年収は約595万円で、日本の平均年収と比べると高い水準となっています。全体の給与幅としては389〜932万円と幅が広いのが特徴です。
また「ゲームプランナー」の平均年収は約524万円。こちらの給与幅は342〜881万円となっています。
どちらの給与幅も比較的広くなっており、勤務先の企業や保有資格・スキル、実務経験の長さによって年収差が生まれていることがわかります。

※参照:求人ボックス「ゲームプロデューサーの仕事の年収・時給・給料情報」
※参照:求人ボックス「ゲームプランナーの仕事の年収・時給・給料情報」
※2023年6月12日時点の数値です。現在の数値と差異が生じる場合があります。

ゲーム業界は未経験でも転職可能?

ゲーム業界は未経験でも転職可能?

ゲーム業界を目指している方の中には、「ゲーム業界は未経験なのだけど転職は可能だろうか?」と、未経験であることがネックとなり、転職活動に今一歩踏み出せないという方もいるかもしれません。

確かにゲーム業界でも即戦力が重視され、未経験者だと転職が難しいという事実はあるようです。しかし、昨今のゲーム業界の好調要因も相まって、慢性的な人材不足は続いていることから、未経験からであっても全く不可能というわけではありません。たとえば、何らかのIT資格やスキルを保有しているのであれば、ゲームプログラマーとして転職できるチャンスがあるかもしれないですし、研修制度がある会社で、ゲームが好きである点を最大限アピールして転職活動に臨めば、転職の可能性はあるかもしれません。

ゲーム業界での転職成功率を上げるなら

今回の記事では、ゲーム業界の仕事内容や必要なスキル、転職のポイントなどについて詳しく見てきました。

ゲーム業界はスマートフォンなどのモバイルゲームやオンラインゲームなどの普及により、世界的に市場拡大が顕著な産業であり、今後もさらなる市場規模の拡大が見込める業界であることは間違いありません。

そんなゲーム業界で、更なるキャリアップを図るために「転職したい」と考える方も、これからますます増えることが想定されます。

しかしながら、今後一人で転職活動を行っていく中では、「求人がなかなか見つからない」「働きながら転職活動を進めていくのが大変」といった問題から、転職活動が思うように進まない実情にいら立ちを感じしてしまうこともあることでしょう。

そんな方にぜひおすすめしたいのが、ゲーム関連の職種に特化した転職エージェントである当社です。

当社は、

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  • ゲーム関連の職種に関する非公開求人も多数保有

といった特徴を持った転職エージェントです。

ゲーム関連の職種に関連する非公開求人情報を豊富に保有していることや、専任のコンサルタントが求職者一人ひとりに真摯に向き合い、きめ細やかな対応をしてくれるなど、転職者の「今より年収をアップしたい」「好条件で転職を成功させたい」という想いをしっかりと叶えてくれます。

これからゲーム業界の転職を検討している方は、ゲームクリエイター向けの転職エージェントである当社を有効活用し、転職成功をつかみ取りましょう!

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To Creator編集部
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