【後編】最新の環境と歴史あるノウハウが交錯するコナミの新拠点「コナミ大阪スタジオ」の魅力
【後編】最新の環境と歴史あるノウハウが交錯するコナミの新拠点「コナミ大阪スタジオ」の魅力
写真左から:ゲーム運営・K氏(2018入社)/サウンドクリエイター・Y氏(2018入社)/プログラマー・О氏(2021入社)
2023年3月19日に会社設立50周年を迎えたコナミグループ株式会社。設立当時はアミューズメント機器の製造を主軸とした事業を展開し、その後ゲームソフト事業へ参入。2001年には健康サービス事業に参入し、長年にわたって「エンタテインメント」の分野をリードしてきました。
そんな中、同社は“次の50年を見据える”かたちで、大阪の一大制作拠点として「コナミ大阪スタジオ」を設立しました。梅田駅より徒歩1分、抜群の立地の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」内には、最新の設備や機材、社員の健康を気遣った制作環境があるそう。
今回はこの新オフィスで働く、それぞれ異なる職種のクリエイター3名に「実際にどんな仕事をしているのか?」「コナミならではのゲーム制作エピソードとは?」など、リアルな職場環境について座談会形式で語っていただきました。
最新オフィスの仕事スタイルと、この会社だからこそ出来ること
―――2023年3月オープンの新オフィス「コナミ大阪スタジオ」ですが、実際に働き方は変わりましたか?「クリエイターファースト」というコンセプトが掲げられていますが、現場のクリエイター目線でインプレッションを語っていただければと思います。
サウンドクリエイター・Y:設備拡充で、出来ることが格段に広がりました!もともと大阪にはサウンドスタジオがなかったのですが、移転後は防音性能に優れたクオリティの高いスタジオがいつでも使えるようになりました。もちろん、ボイス収録の可能なレコーディングスタジオもあります。
野球ゲームのサウンドは、球場にいるかのようなリアルさを再現することが究極的な目標になります。応援や歓声、打球音などあらゆるサウンドを11.2ch環境で制作・実装できるようになったことで、以前の環境よりクリエイティブの品質が格段に向上しました。
ゲーム運営・K:オペレーティングプランナーはPCに向かい続ける仕事なので、基本はずっと座りっぱなしです。新しいオフィスでは昇降式のデスクも使えるようになったので、腰の痛みに悩まなくなりました。
また、「コナミスポーツクラブ」に無料で通うこともできるのもメリットかと思います(※)。仕事に集中するためには体調を整える必要があり、そのためにスポーツクラブや昇降デスクなどが導入されているのかな、と思っています。JR大阪駅付近にコナミスポーツクラブが2店舗あり、マシンだけでなくプールやお風呂、サウナも完備しているので、仕事帰りに行かれる方も多いですね。
コナミグループの正社員は、コナミスポーツクラブの利用料全額補助の制度あり
―――設備面が最新になっただけでなく、クリエイターが健康的に働けるような最新オフィスになっているんですね。設備とは別に、コナミが持つ開発文化がクリエイティブに寄与したエピソードなどがあれば教えてください。
ゲーム運営・K:オペレーティングプランナーという仕事は、データ抽出からデータマイニング、プランナーとしてゲームの開発現場と連携しながら施策を決める業務など、幅広い領域に携わる必要があります。
コナミに来て良かったのは、1人で全てを担当するのではなく明確なチーム制になっていること。データエンジニアリングの専門職が一緒に仕事をしてくれるので、私は仮説検証から企画というプランナーとしての仕事に集中できるようになりました。各職が専門性を持つからこそノウハウが蓄積しますし、逆に「全員がゲーム会社で働いている自負を持っている」、つまりデータ分析の領域からでもタイトルをより良くするための施策の提案が挙がってくるなど、活発なコミュニケーションができている印象があります。
プログラマー・О:自分も同意見で、分業制とノウハウの蓄積は非常に強い要素だと思います。若い会社だと、他部署と連携する必要がある時も担当者間でなあなあに進んでしまいがちです。コナミの場合は情報共有が明確化しており、誰がボールを持っているのか、どう動かせば進むのかのフローが整理されています。
例えば、コナミには横断的に開発部をバックアップする推進チームがあるのですが、そこにはタイトル固有ではない汎用的なアプリリリースに関するノウハウが蓄積されています。プラットフォームからアプリをリジェクトされないために、申請前にしっかり確認ができる状況になっているのは心強いですね。
サウンドクリエイター・Y:社風や文化ではないですが、この制作部ならではという意味では公認団体(ライセンサー)との連携が強固な点は面白いですね。ゲーム内の大型アップデートも日本シリーズのスケジュールを意識しますし、ゲームの発売は開幕に合わせますし、ダウンロードコンテンツも選手トレードがあると削除や更新があるので、全体的に「プロ野球の情報を仕入れた上で仕事している」感覚はあります。
―――いわゆる社内の風通しや、社内風土についてはどう感じていますか?
プログラマー・О:やりたいことをやらせてくれるし、それをカバーできる環境がしっかり整っているのも魅力です。エンジニアと一言で言っても、それぞれ得意領域は異なります。自分が望めば、今後のキャリアを考えた業務も任せてもらえますし、その領域の専門職が近くにいることで相談しながら進めることもできます。挑戦のプレッシャーを、周りのカバーが和らげてくれているような感覚でしょうか。
新オフィス立ち上げを契機に人材を募集中!
―――新オフィスの設備や、長年培われた社内ノウハウと風通しの良い文化。この環境を使って今後なにを成し遂げたいのか、ビジョンや野望があれば教えてください。
サウンドクリエイター・Y:前環境では難しかったスタジオでの制作が出来ているので、直近の業務においてはよりリアルな球場表現を追求したいと思っています。ただ、コンポーザーとしては別の思惑もあって、もともと自分はパワプロシリーズが大好きで、サクセスを始める前にずっとBGMを聴いていたような、少し変わった子どもだったんですね。
だから、自分の音楽を聴いた次世代のプレイヤーに「このタイトルのBGMは魅力的だな」と思って貰えたら、それは本当に嬉しいことなんです。そういった方々がゲーム業界を目指すようになったら、これほど嬉しいことはありません。
ゲーム運営・K:私自身はマーケティングやビジネスなど数字周りに強い興味関心があります。一番の目標は、ゲームにおける全く新しいビジネスサイクルやマネタイズの仕組みを作ること。「あの仕組みを最初に導入したのはコナミだよね」と言ってもらえるような革新的なスタイルを確立するために、これからもデータサイエンティストの専門家と協力しながらものづくりを進めていけたらと思っています。
―――ありがとうございます。最後に、これから一緒に働きたい人物像や、応募者へのメッセージがあれば教えてください。
ゲーム運営・K:モバイルゲーム開発はまだまだ多くの発見が残されていて、自分の持つ知識と業界のレジェンドたちのノウハウを融合させながら仕事ができるのは本当に楽しいです。ゲームをどう面白くするかという「ゲームデザイン」と、数値分析や統計学、データサイエンスなどを含めた「ゲーム運営」を、自分たちが新しく作ったタイトル内で実践することができる仕事は魅力的ではないでしょうか。また、私のように大阪に帰って仕事をしたいという方にとっても最高の環境だと思うので、ぜひ皆さんのご応募をお待ちしております!
(取材・対談者:神山 大輝 / @gula_sound )
当社では東京、神奈川、愛知でも広くクリエイターを募集中。各拠点ともモノ作りに集中できるだけでなく、チャレンジができ長期就業が叶う環境です。
ぜひ次の募集特設ページもご覧ください。野球やスポーツに詳しくなくても大丈夫です。
次はあなたに合ったコナミのポジションが見つかるかも知れません!!
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