【ゲーム制作】ゲームエンジニア必見!ゲーム開発におすすめの便利ツール8選

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【ゲーム制作】ゲームエンジニア必見!ゲーム開発におすすめの便利ツール8選

【ゲーム制作】ゲームエンジニア必見!ゲーム開発におすすめの便利ツール8選

「短時間で効率的に開発を進めたいけれど使い勝手のよい開発ツールはどのようなものがあるの?」「実際にゲーム開発の現場で使われている便利なツールは?」など、ゲームエンジニアの方で最適なツール選択に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ゲーム開発の仕事をされている方で新しいツールを探している方やツールの習得によってゲーム制作スキルを磨きたい方向けに、ゲーム開発におすすめの便利ツールを8つご紹介します。

目次

ゲーム開発ツールとは

ゲーム開発ツールとは、ゲーム制作における複雑な作業工程を素早く処理するためのツールです。代表的なツールとしてエンジン的な役割を持つ「ゲームエンジン」があります。

ゲームエンジンとは、映像・音楽の処理やデータ管理などゲーム制作に必要な機能を備えたソフトウエアです。ゲームエンジンを使用することで、高度なゲーム開発が短時間で可能となります。なお、ゲームエンジンでゲームの処理を行う際に必要となるのが「プログラミング言語」です。ゲームエンジンにより使用できるプログラミング言語は異なります。

ゲーム開発ツールはなぜ必要?

元々はゲームプログラマーが自社のゲーム制作のためにソフトウエアを開発していました。しかし、実装には非常に高いスキルが必要で時間もかかるため、短時間でクオリティーが高いゲームを作成できるようにするためゲーム開発ツールが誕生しました。

ゲーム開発ツール、特にゲームエンジンの最大のメリットは、ゲーム作りにおいて必要な機能がほとんど用意されていることです。実際に開発されているゲームのほとんどにゲームエンジンが使用されています。

ゲーム開発におすすめの便利ツール5選(ゲームエンジン編)

ゲーム開発におすすめの便利ツール5選(ゲームエンジン編)

ゲーム開発によく使われる代表的なゲームエンジンである「Unity」、「Unreal Engine」を含め、こちらでは5つのゲームエンジンをご紹介します。

Unity(ユニティ)

ユニティ・テクノロジーズ社が開発した、あらゆるプラットフォーム・ジャンルのゲーム制作に対応した世界最大シェアを誇るゲームエンジンです。人気の無料オンラインゲームのうち34%がUnityによって制作されていると言われています。『ポケモンGO』や『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』といった有名なゲームもUnityによって制作されています。

Unityの特徴としては

  • 24のプラットフォーム(iOS、Android、Fire OS、Mac、Windows、Linux、Xbox、PS3、PS4、PlayStation VITA、WiiU、VR/ARなど)に対応
  • プログラミングの知識が不要
  • 作成したゲーム・商品の1年間の収益が10万ドル以下であれば無料で利用できる
  • 2Dゲーム、3Dゲームの両方に対応
  • アセットストアの充実

などが挙げられます。

また、Unityはゲーム制作以外にも、子ども向けプログラミング教室から大学での研究、趣味など幅広い用途で活用されています。
Unity(ユニティ)

Unreal Engine(アンリアルエンジン)

Epic Games社が開発したゲームエンジンで、Unity同様多くの企業で採用されています。『ストリートファイターV』や『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』といった人気ゲームもUnreal Engineによって制作されています。

Unreal Engineの特徴としては

  • 圧倒的なリアリティのあるグラフィックを描くことができる
  • プログラミングの知識が不要
  • 完全無料で使用することができる(作成したゲーム・商品の売上が100万ドルを超える場合に5%のロイヤリティーが発生)
  • エンジンコードが公開されている

などが挙げられます。

グラフィックがきれいなゲームを作りたい方におすすめです。
Unreal Engine(アンリアルエンジン)

Cocos2d-x(ココスツーディーエックス)

iOSやAndroidのスマホゲームを中心に広く採用されている2Dゲーム開発用のゲームエンジンです。Chukong Technologies社が開発しています。『ディズニーツムツム』や『モンスターストライク』といった人気ゲームもCocos2d-xによって制作されています。

Cocos2d-xの特徴としては

  • 完全無料
  • オープンソースで自由度の高い開発が可能
  • OSに依存しないクロスプラットフォーム開発が可能
  • 無料の専用エディターがある

などが挙げられます。

2Dゲーム制作にはCocos2d-xがおすすめです。
Cocos2d-x(ココスツーディーエックス)

CryEngine(クライエンジン)

CryEngineはCrytek社が開発したゲームエンジンです。『Far Cry』や『Crysis』といったゲームがCryEngineによって制作されています。

CryEngineの特徴としては

  • 高度なグラフィック制作が可能
  • VRゲームに強み(クラウド3D空間レンダリングシステム)
  • 完全無料(利用者が払いたい分だけ払う“Pay What You Want方式”を採用)

などが挙げられます。

幅広いジャンルのゲーム開発に対応していますがシューティングゲームや、その他ジャンルの1人称視点のゲームに適しています。
CryEngine(クライエンジン)

Amazon Lumberyard(アマゾンランバーヤード)

Amazonが提供しているゲームエンジンです。AWSとTwitchの連携機能があるフルソースで提供されている無料のクロスプラットフォームAAAゲームエンジンです。元々は前述したCryEngineをベースにしており、大幅に改良されたものがAmazon Lumberyardになります。

Amazon Lumberyardの特徴としては

  • 完全無料
  • オープンソースで自由度の高い開発が可能
  • ScriptCanvas(ビジュアル言語)が搭載されている

などが挙げられます。

非常に高機能でUnityに引けをとりませんが、説明などが日本語化されていないことも多いため英語が得意な方におすすめです。
Amazon Lumberyard(アマゾンランバーヤード)

ゲーム開発におすすめの便利ツール3選(開発サポート編)

こちらでは開発をサポートするツール3つをご紹介します。

Git(ギット)

Gitはソースコードのバージョン管理システムです。Linuxカーネルのソースコード管理に用いるためにリーナス・トーバルズによって開発されました。ゲーム開発においては進行度をセーブできるシステムです。特に複数人で開発する現場では必須のツールと言っても過言ではありません。
Git(ギット)

Visual Studio(ビジュアルスタジオ)

Visual Studioはマイクロソフト社が開発・提供する統合開発環境です。Webサイト、Webアプリ、Webサービスなどの開発に使用されており、オプションとして用意されている各種コンポーネントを追加インストールすることで、Windowsプラットフォーム以外にも、LinuxやAndroidといった他プラットフォーム向けアプリケーションのクロス開発も可能です。
Visual Studio(ビジュアルスタジオ)

WebGL(ウェブジーエル)

WebGLは、Web Graphics Libraryの略で、Webブラウザで特別なプラグインを使用せずに、3Dグラフィックスや2Dグラフィックスを表示させるためのJavaScript APIです。画面操作に合わせたインタラクティブな画面を作ることもできます。非営利団体のKhronos Groupが設計とメンテナンスを行っています。
WebGL(ウェブジーエル)

ゲーム開発ツールの学び方

ゲーム開発ツールの学び方

最後に、ここまで紹介してきたゲーム開発ツールの勉強法をご紹介します。

書籍

まずは学習の定番とも言える書籍で学ぶ方法です。開発ツールごとに書籍があるため、学びたいツールの書籍を購入しましょう。

Unity、Unreal Engine関連の書籍はたくさんありますが、初心者におすすめの書籍は、UnityであればUnityの教科書 Unity 2021完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 (Entertainment&IDEA) 、Unreal Engineであれば作れる!学べる!Unreal Engine 4 ゲーム開発入門 第2版がおすすめです。どちらも初心者向けに説明がわかりやすく丁寧。ゆっくりとしたペース配分で読み進められます。

Cocos2d-x、CryEngine、Amazon Lumberyard関連の書籍はUnity、Unreal Engineの書籍と比較すると少ないですが、Cocos2d-xであれば、cocos2d-xではじめるスマートフォンゲーム開発がおすすめです。環境構築など開発に必要な内容が網羅されています。

CryEngine、Amazon Lumberyardは、3Dゲーム制作のためのCryEnginで学ぶことが可能です。他のエンジンとの違い、CryEngine、Amazon Lumberyardでできることがわかりやすく説明されています。

Webサイト

各ゲーム開発ツールごとに無料で学習できるサイトがあります。例えば、UnityであればUnity Blog、Unreal EngineであればUnreal Engine Online Learningといった開発元が提供するサイトがあるため、まずはこちらを見て学ぶと良いでしょう。

コミュニティ

コミュニティを利用して、経験者から具体的なノウハウを学ぶ方法もあります。コミュニティというと敷居が高そうですが、学習以外にも情報交換ができたり、仲間ができたりとさまざまなメリットがあります。プログラミング関連の情報共有サービスで、国内最大級の規模を誇るのがQiita。開発ツールごとのコミュニティもあります。

オンライン学習プラットフォーム

好きなタイミングでそれぞれの進捗に合わせて受講することができるオンライン学習プラットフォームもおすすめです。代表的なサービスとして、UdemyUdacityなどがあります。

プログラミングスクール

本格的に学びたい方は、プログラミングスクールがおすすめです。費用はかかりますが、分からないところは質問でき、効率よく学ぶことが可能です。代表的なプログラミングスクールとして、CodeCampTechAcademyなどがあります。

ゲーム開発ツール習得でゲーム制作のスキルアップ

今回は、ゲーム開発におすすめのツールをご紹介しました。実際にゲーム開発の現場で使われている便利なツールばかりですので、気になるツールがある方はぜひ、学習してみてください。使えるゲーム開発ツールが増えると、スキルアップになるだけでなく、開発可能なゲームの幅が広がるため転職も有利になる可能性がありますよ!

To Creator編集部
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