アートディレクターとは?仕事内容・必要なスキル・向いている人・キャリアパスについて

アートディレクターとは

アートディレクターは、登場人物(キャラクター)やコンセプトアート、アイテム素材を作成することが主要業務となります。また、クリエイターからあがってくる制作物に対しての修正指示やクオリティチェックなども行います。

 

アートディレクターの仕事内容とは

アートディレクターの代表的な仕事内容には以下があります。

  • キャラクター・アイテムなどの考案やイベント企画
  • 月次売上予測に応じた施策の制作指示書作成
  • 進捗管理などの社内調整および外注管理
 

キャラクター・アイテムなどの考案やイベント企画

ゲームの舞台設定や登場人物(キャラクター)のイラスト、アイテム素材などを考案することがアートディレクターの主要業務になります。ソーシャルゲームのアートディレクターの場合、イベントの企画からアートディレクターが担当する場合もあります。企画から携わることが多いため、ディレクターやプランナー、プロジェクトメンバーとのコミュニケーションも重要です。

 

月次売上予測に応じた施策の制作指示書作成

ソーシャルゲームでは、月次売上予測に応じて、ガチャやイベント、有料アイテム販売などの施策に伴う制作物の指示書の作成をします。制作コストに関わるため、プロデューサーとの密なコミュニケーションが必要となります。施策が成功し、売上目標に達成することがやりがいやモチベーションにつながることでしょう。

 

進捗管理などの社内調整および外注管理

コンシューマーゲーム、ソーシャルゲーム問わず、現状把握や進捗管理などディレクターに近い業務を担当します。作業を外部に依頼する場合は、外注管理も担当することが多く、制作物の確認や修正指示など、外部とのコミュニケーションをとることが大切です。

 

アートディレクターに必要なスキル・経験

アートディレクターは、次のようなスキルや経験、知識が求められます。

  • 基本の世界観に合わせて、作品イメージを線画などで提案する経験

  • 画力やデッサンスキル

  • PhotoshopやAfter Effectsを用いた、高いクオリティーの2D(アニメーションも含む)の制作経験

  • 制作進行管理経験

  • 各工程のクオリティチェック経験

  • ゲームソフトに対する理解力とモチベーション

  • チームをまとめる力やコミュニケーションスキル

 

また、次のような資格があると転職の際に有利になる可能性があります。

アートディレクターはゲームのアイテムやキャラクター制作関連の責任者です。制作スキルだけではなく、ゲーム制作進行に必要な、プロジェクトメンバーとの仕様のすり合わせやスケジュール共有が重要となるため、人をまとめる力やコミュニケーションスキルもプロジェクトを通して必要です。

 

アートディレクターに向いている人

下記に当てはまる人なら、アートディレクターに向いているといえます。

  • ゲームの世界観やキャラクターやアイテムを魅力的にデザインできる

  • 新規ゲームやイベントの企画、提案することが得意

  • 仕様書を誰でもわかるように詳細に作成することができる

  • スケジュールや進行管理が得意

  • 多くの人と協力して仕事をすることが得意

 

アートディレクターのキャリアパス

アートディレクターはクライアントの要望を聞いたり、イラストレーターやモデラーなどの制作スタッフに指示を出したりと、多くの人とコミュニケーションしながら仕事をしていきます。コンセプトアートや企画を的確に伝えるためにも、ゲームデザインの本質を捉える力やコミュニケーション能力が必要です。
アートディレクターになった後のキャリアパスとしては、以下があります。

  • ゲームディレクター

  • ゲームプロデューサー

実績が評価されるとさまざまなゲームプロジェクトに抜擢され、アートディレクターにとどまらず、ゲームディレクターやプロデューサーなどに転身できる可能性もあり、企画や立ち上げの部分などゲームの根幹部分に携われる可能性もあるでしょう。

 

まとめ

アートディレクターはキャラクターデザイナーなどの制作経験を積み、その延長上にあるキャリアではありますが、アートディレクターとして求められるスキルは制作部隊とは大きく異なります。自分が考えているゲームの世界観やキャラクターやアイテムなどのアイディアを形にする点では、とても魅力的な職種といえるでしょう。

 

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