ゲームプロデューサーとは?仕事内容・必要なスキル・向いている人・キャリアパスについて
ゲームプロデューサーとは
プロジェクトにおける企画、人事、予算、進行の統括を行い、ゲームの採算性についての責任を負う、プロジェクトの総責任者です。ゲーム制作に伴う予算調達やスポンサー開拓、広報、マスコミ対応なども行います。ゲームディレクターが「現場」での制作を管理する職種であるのに対し、ゲームプロデューサーはプロジェクトの全体を統括することが主な仕事内容です。
ゲームプロデューサーの仕事内容とは
ゲームプロデューサーの代表的な仕事内容には以下があります。
- 予算管理、収益モデルの構築
- 現場マネジメント
- スポンサー開拓関連業務
- 広報、マスコミ対応
予算管理、収益モデルの構築
売上に伴う人件費や広告費用などの管理は、ゲームプロデューサーの重要な仕事のひとつです。売上に応じて人員を調整することや、広告費を増やし新規ユーザー獲得へ繋げていくなど、さまざまな観点で予算管理をします。
また、ソフト販売やゲーム内課金、広告収入など制作しているゲームにあった収益モデルを検討することも大切な業務です。
現場マネジメント
プロデューサーは現場の状況を把握している必要があるため、ゲームディレクターと連携をとり、現場のスケジュールに遅延が起こっていないか、人員不足にともなう増員の調整など、定期的に現場との情報共有を行い、滞りなく制作が進行するよう調整を行うことが重要です。
スポンサー開拓関連業務
ひとつのゲーム制作に対して億を超える制作費が発生するゲームは、スポンサー開拓なども重要な業務となります。毎年行われる東京ゲームショウへの出展やゲーム雑誌への掲載などの手配もプロデューサーが調整や交渉などを行うことが多くあります。
広報・マスコミ対応
ゲームタイトルが大きくなるにつれて、他社とのタイアップやコラボカフェなどのリアルイベントの開催などを実施することがあります。事前告知やプレスリリースの配信、雑誌の掲載やイベントのレポートなどのマスコミ対応に応じるケースもあります。迅速に対応を進めるためにスタッフの配置や、対応内容などを事前に用意することも重要な仕事となります。
ゲームプロデューサーに必要なスキル・経験
ゲームプロデューサーは、次のようなスキルや経験、知識が求められます。
チームをまとめるマネジメントスキル
進捗、スケジュール管理の実務経験
Googleアナリティクスなどを使った数字分析の実務経験
PowerPointやExcelなどのスキル
エンターテインメントや広告の知識
ゲーム制作業務の実務経験(デザイン・エンジニアなど)
また、次のような資格があると転職の際に有利になる可能性があります。
ゲームプロデューサーはデザイナーやプログラマーなどの現場経験者からステップアップするケースもあるため、CGクリエイター検定やCGエンジニア検定などの資格は有利になることがあります。
ゲームプロデューサーに向いている人
下記に当てはまる人なら、ゲームプロデューサーに向いているといえます。
調整力、問題解決能力がある
広い視野でタスクを処理することが得意
一度に複数のことを考え、複数の作業を同時進行できる
プロジェクトの中心となって動くことが得意
コミュニケーション能力
ゲームプロデューサーのキャリアパス
ゲームプロデューサーはゲーム制作関連業務の最上位の職種のため、未経験でなることは難しくゲームディレクターとして制作経験を積んだうえでゲームプロデューサーにキャリアアップすることが一般的です。
ゲームプロデューサーとして経験を積んだ後のキャリアパスには、次のようなものがあります。
フリーランスとして活躍
自分自身でゲーム会社を起業
逆のパターンもあり、ゲームプロデューサーをやってみたものの、予算管理やプロジェクトマネジメント業務よりも現場でおもしろいゲームを作りたいと思い、ゲームディレクターに戻る選択肢もあります。自分のスキルや働き方、ゲーム業界で何をしていきたいかを考えて、自身のキャリアを進んでいくことが大切でしょう。
まとめ
ゲームプロデューサーは、多数の技術者およびクリエイターを管理する立場にあり、マネジメント力や交渉力、コミュニケーション力、技術力などの多様なゲーム制作に関するスキルが求められる重要な役割を担います。
責任もあり多様なスキルが求められるゲームプロデューサーですが、だからこそゲームが世の中の人々にたくさん愛されることを一番身近に感じるため、常にやりがいを感じられる非常に魅力的な職種です。
非公開求人多数保有!
無料登録をしてゲームプロデューサーの求人を探す。